この記事はAFP(Affiliated Financial Planner)・2級ファイナンシャル・プランニング技能士の資格を持つ管理者が執筆しています。
投資は『お金を増やす手段』として魅力的に映りますが、実はそれ以上に大切なのは『投資に向き合う』マインドです。
私は工場勤務を約20年間続けながら家計を見直し、2021年5月からインデックス投資・米国高配当ETFを継続し、今では金融資産は8000万円に到達。

私自身、特別な才能があったわけではありません。
投資は銘柄選びが大切かと思いますが、実はそれ以上に重要なことがあります。
・何に投資をするかよりも、どう向き合うか。
この記事では投資の付き合い方である考え方と共に、人・環境・出来事に流されない自分軸を作り方をまとめてあります。
これから投資を始めたい方、投資を始めて間もない方はぜひ最後まで読んでみてください。
投資の第一歩は『自分の価値観』を知ること


投資を始める前に、まずは自分は何のためのお金を増やしたいかを明確にすることが大切です。私自身、投資を始める前は簡単に増える・とにかくお金がほしいという漠然とした考えでした。
しかし、深く考えた結果、様々な想いが芽生えてきました。
- 自由な時間を持ちたい
- 家族と過ごす時間を持ちたい
- 人生一度きり、やりたいことに挑戦したい
- 老後はお金のことで悩みたくない
これを意識できるようになってから、投資に対するブレがなくなりました。他人の投資先や短期的な目線などは除外し、自分の軸で判断できるようになったのです。



自分の価値観を見つめ直すことが大切です。
本当に必要な資産額・リスク許容度・どんな投資が向いているかなどが自然と見えてきます。
この作業こそが投資の第一歩です。
投資は家計管理ができてこそ、活きてくる


私が資産形成を本格的に意識し始めたのは、家計の見直しからでした。なぜなら、前提として投資は余剰資金で始めるものだからです。
まず『収入−支出』の黒字を生む仕組みが重要です。どんなに優れた投資法でも、余剰資金がなければ続けることができません。
- 保険の見直し
- 格安スマホ
- 車を維持費の安い軽に乗り換える(車を減らす)
- 固定電話の解約



家計管理から生まれた資金こそが、投資できる金額です。
生活の満足度を下げない範囲で年間で約100万円の支出をカットでき、投資に回せる金額を大きく増えることに繋がりました。
重要なのは家計管理後で生まれたお金で、投資をすることを意識しましょう。


生活防衛資金の確保
生活防衛資金とは、会社員の方なら1ヶ月の支出の半年分~1年分。個人事業主の方なら1年分~2年分の現金を確保することを意味します。
このお金は、最終手段で使うお金であり日々の生活費や娯楽などで使うお金ではありません。



私は1000万円を生活防衛資金に確保してあります。
生活防衛資金を確保したことで、投資中の値動きにも冷静でいられるようになりました。
生活に困らない備えがあるからこそ、焦って売ったり、過剰にリスクを取ったりすることがありません。
地味で面倒な家計管理こそが、資産形成の基礎体力になる
基礎体力が整ってこそ、投資をする金額・マインドが活きてくるのです。
投資は自分との戦い。マインドセットがすべて


投資において、最大の敵は自分の感情です。株式相場では、リアルタイムで相場が上下します。
- 上がれば『買えばよかった』
- 下がれば『もうやめたい』
私も最初は、ニュースやSNSの情報に一喜一憂し、含み損が出れば不安になり毎日株式相場を眺めていました。
しかし、自分のルール・目的を思い出し、ドルコスト平均法による『淡々とした投資』だけに集中しています。
「一定金額」・「定期的に」購入する方法をドル・コスト平均法と言います。価格が高いときには少なく、価格が低いときには多く購入できるので、購入単価が平準化されます。
引用元 金融庁 積立投資とは?NISAガイドブックから一部を抜粋
ちゃんや PDFで分かりやすい資料になります。一度確認してみてください。
また、投資に慣れるまでの間は、リスクや感情を抑えるためにお小遣い程度の金額で始めることも感情の安定につながります。
リスクとリターンを自分の許容範囲を設定し、相場に振り回されない『心の仕組み』をつくること。それが投資を続けるためにもっとも大切なことです。
情報が多い時代、『見ない・聞かない・選ばない』勇気をもつ


現代は投資に限らず、様々な情報があふれる時代です。YouTubeやSNSを開けば、『この銘柄で爆益!』『次はこれが来る!』という情報が毎日流れてきます。
しかし、そうした情報のほとんどは短期目線に偏り、再現性が低いのが現実です。



有益な情報ももちろんありますが、情報の取捨選択が難しい...
私は幸い、両学長のリベラルアーツ大学の動画・本などで学び、最初から自身が納得できる商品を購入することで、失敗・後悔という気持ちはありません。
しかし、マイルールができていても『今後伸びるであろう銘柄の情報』を得ることは多々ありました。
重要なのは、見ない・聞かない・選ばない
私は、米国のインデックスファンドを中心に、現金・インデックスファンド・高配当ETFの3本のシンプルなポートフォリオで資産運用をしています。
個別株・金・仮想通貨など、見極める力や財務諸表を読み取る力、仕組みを理解できない物はすべて遮断。選択肢を減らすことで迷いが減り、感情に振り回されることが激減しました。
『投資で成功する人』はすべてを知っている人ではありません。必要なことを選び取れる人なのです。
小さな習慣が、資産形成の最大の武器になる


投資は一発逆転ではなく、長期目線、毎日の習慣の積み重ねです。私が資産5000万円を築くことができたのも『毎月、収入の一部を必ず投資に回す』というシンプルな行動を継続したからです。
- 続ける仕組みを作る
- お金を使う基準を決める
- 派手な戦略はいらない
投資は始める金額の大小ではなく、『続ける仕組み』を持つことです。
毎月決められた日に自動積立、年に一度はリスクを取り過ぎてないか確認など、ルール化と自動化を徹底します。
また、日々の生活でも『お金を使う基準』を決めておくことが、浪費を防ぎ投資への意識を高めてくれます。
- これは将来の自分のためになるか?
- この出費は満足度に見合っているのか?



自問するだけでも、習慣は変わります。
資産形成のカギは、派手な戦略ではなく、地味で続けやすい仕組みにあります。毎日の積み重ねが、未来の自由と安心を作る。そう信じて、今日から小さな一歩を踏み出してください。
【資産5000万円を築くためのマインド】投資で失敗しないための自分軸の作り方のまとめ





投資で資産を築くには、テクニックや商品選びより大切なものがあります。
- 自分と向き合う力
- 家計を整える力
- 習慣を継続する力
私は特別な才能も、人脈もなかったからこそ、生活と心を整えることの力を注いできました。その結果資産5000万円という結果に結びついたのです。
投資とは、お金を通じて未来・人生の選択肢を増やしてくれる物です。あなたの目的や価値観を明確にし、地に足のついた投資を続けることで、理想の生活に近づけるはずです。
焦らず、自分のペースで、一歩ずつ積み上げていきましょう。あなたの資産形成が、今日から始まることを願っています。




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