
この買い物って、本当に必要だったのかな...
そう思いながら、今日購入した物を見つめたことはありませんか?
- 買って満足したのは一瞬だけ
- 勢いで買ったまま、そのまま放置
- 友人などのSNS投稿に影響されて買ってしまった
このような支出が続くと、当然お金は貯まりません。
でも反対に『正しい支出』はお金を増やすきっかけにもなります。
私は主夫として家庭のサイフを預かりながら、ファイナンシャルプランナーとして友人・家族のお金の使い方を見てきました。



お金は貯めるより、使い方の方が人生に差が付くと感じています。
- 投資と浪費の違い
- 支出を判断する3つの基準
主夫の目線とファイナンシャルプランナーの目線で具体的にお伝えします。
投資と浪費の違いは、未来の自分に価値を生み出すか、生み出さないか


- 投資は未来に価値を生む支出
- 浪費は満足が一瞬で消え去り、未来に残らない
投資と浪費。お金を使うという形には違いはありません。
しかし、同じ支出でも『将来にどうつながるか』という点に違いがあります。
- 自己成長につながる勉強
- 健康を保つための運動
- スキルアップのためのセミナー参加
同じ一万円でも、使い方ひとつで将来の資産に変わるか、消えてしまうかが決まります。
日々の支出を見直し、これは投資か?浪費か?と問いかける習慣が大切です。
投資は未来に価値を生む支出
投資というと、株やNISAを思い浮かべる人も多いですが、ここで言う投資とは個人を成長させることを意味します。
- 知識を得るための本
- 健康を保つための食事や睡眠環境
- 人との関係を築くための時間やお金



最強の投資は、自分を成長させる自己投資です。
これらは『今はお金が出ていくけど、将来のリターン(価値)につながる支出』です。
私自身、FP資格の勉強にかけたテキスト、受験料、時間は決して安い金額ではありませんでした。
しかし、FPの資格を通して人の役に立てる喜びは、自信につながると思えば最高の自己投資だったと胸を張れます。


浪費は満足が一瞬で消え去り、未来に残らない
投資は自身の力にプラスになる反面、浪費は未来に価値が残らない支出になります。
- 気分が落ちていて、なんとなく買ったコンビニスイーツ
- SNSで流行っているから買ったけど、すぐに飽きた服
- 定期的に通っていたけど、なんとなく使うサブスクサービス
一時的なストレス発散や満足度を得ることができますが、振り返ると別に必要はなかった。
浪費が続くとお金は減るだけでなく、『またやってしまった...』という自己嫌悪が積み重なり、自己肯定感まで下がってしまうのです。



ストレス発散のつもりが、発散したのはお金だけ...残ったのは使わない物だらけに...
当然、すべてのものを買ってよかったと思えることは難しい。ですが、そういった経験を踏まえて今後の使い方に反映させることが大切です。
お金が増える支出・減る支出の見分け方3選


支出に『お金を増やす支出』と『お金を減らす支出』があります。この違いを見極めることが、資産形成の第一歩です。
上記でも書いてありますが、お金を増やす支出とは、自分のスキルや知識、・健康や時間・将来の利益につながる資産の購入など、支払った後にリターンが期待できるものです。
具体的な見分け方は?
- 収入やスキルにつながるか?
- 満足度は一時的か?持続的か?
- 将来の自由を得るための支出か?
何にお金を使ったことに注目するよりも、『使ったあとに何が残ったか』に注目することで、支出の質を見極められます。
こういった日々の判断が、将来の差につながるのです。
①収入やスキルにつながるか?
私が支出を見直すとき、まず確認するのが『これは自分の能力や収入につながるか?』という点です。
- 書籍や人と交流代
- 得意や好きの力を伸ばす



あなたにしか出来ないことは、必ずあります。その力を伸ばすことでお金につながるのです。
実際に書籍通して学んだことが、セミリタイヤまでの考え方。FPの学びから自身のライフプランの作成。
趣味である車・スノーボードの経験と知識から、収入につながったこともあります。
知識への投資は経験につながり、結果的にお金を得ることに結びつくのです。
②満足度は一時的か?持続的か?


次に考えることは、『満足がどれくらい続くのか?』です。
たとえば、食洗器など最初は高額だけど、毎日の家事負担が減ることで満足感が持続的です。しかし、高級ディナーは1日で終わり満足感が短期的です。



支出のすべてを我慢する必要はありませんが、満足感の継続性を考えることで大切です。
お金の使い方の正解は、人それぞれです。
だからこそ普段の買い物から、満足感の持続性に目を向けることが賢い支出の重要な判断になるのです。
③将来の自由を得るための支出か?
最後の判断基準は、『この支出が、未来の自分にメリットを与えてくれるか?』と意識を持つことです。
時短家電の購入は時間の自由を与えてくれます。資格取得は職業の選択肢が増えることにつながります。
そして健康への投資は、医療費を抑えられるだけでなく、人生を最大限に楽しむためには絶対の必要な投資です。



今後の自分のためになる。それが自己投資です。
お金は生活するための『モノ』ではなく、『人生の選択肢を広げる』ツールです。
だからこそ、未来の自分のための支出=投資的支出と考えるようにしています。
主夫FPが実践しているお金の使い方の判断基準


お金の使い方に迷ったとき、『その支出は、未来の自分に役に立つか?』を判断基準として、さらに深く考えます。
- 使ったあとによかったと思えるか?
- それは誰のための支出か?
- 自分の目的に沿っているか?
家族の思いで作りや健康・教育。そして夫婦の趣味には、将来的な価値があると判断して迷わずお金を使います。
さらに、今後の人生において家族全員にリターンがあるかもポイントです。
FPとしての知識。セミリタイヤ生活を叶えたリアルな経験を活かす。
支出の一つ一つに『未来へ貢献』を意識することで、後悔のないお金の使い方のができるのです。
使ったあとによかったと思えるか?
これは最もシンプルで効果的な方法です。買ったあとに後悔より、納得が残るかどうかだけを考えます。
たとえば、私が使っているパソコンがそうです。
- FP相談業務
- ブログ
- せどり
- 家計管理のデータ収集



パソコンはお金を稼ぐためには必須のアイテムです。
FPの相談業務では、ライフプランシートなどの資料作りはすべてパソコンで作成・管理。このブログもパソコンが無ければ発信ができません。
わかりやすくパソコンで例を取りましたが、使うたびに『これは買ってよかった』と思えるものは必ずあります。
その経験を踏まえて、今後のお金の使い方に反映させることで、価値のある投資と判断できるのです。
それは誰のための支出か?


実際は自分で納得してお金を使っていることでも、実は浪費になってしまうことがしばしば。
よくある浪費パターンは『他人のために魅せる浪費』です。
- SNSに映えるカフェ
- ママ友に合わせて高い服を買う
- 他人と比較して、さらに上を目指す



他人から良く見られたい。この気持ちは浪費につながりやすい。
私も一時期、周りにからカッコイイ・スゴイなどの見栄を張るためにお金を使っていたり、奢っていた時期がありました。
結局残ったものは使わないで放置されたものが溢れ、心からほしいと思ったもの以外はすべて処分しました。
『お金は誰のために使うか?』を意識するだけでも、支出の質はグッと上がるのです。
自分の目的に沿っているか?
最高の支出とは、買ってみて・使ってみて本当に良かったと心から思えるものです。私たち夫婦は、具体的に以下の内容を優先しています。
- 家族との時間
- 子どもの経験
- スノーボード
- 健康
子どもと過ごす時間、スノーボード、健康。これらのすべては、絶対に妥協しないでお金を使います。
そして、『目的に沿ったお金の使い方は後悔はしません』
価値観により正解はありませんが、私たち夫婦の中では金額が大きくても、浪費という気持ちにはならないのです。
【これって投資?消費?】お金が増える支出の見分け方と判断基準を徹底解説!のまとめ


お金を使うことは、決して悪ではありません。ただし、お金に使い方の価値観を見直すことが重要です。



浪費した自分を分析をして、価値のある支出を見つけることが第一歩。
車・パチスロ・見栄など色々なお金の使い方をしてきた私が、準富裕層まで到達できた背景には、自分を見つめ直すことができたからです。
- 他人の目ではなく、自分の目的に沿った支出をする
- 未来に価値が返ってくる支出=投資と考える
- 満足が続くお金の使い方が、結果的に『お金を増やす力』になる
繰り返します。『お金は使うことは悪ではありません』むしろ、正しく使うことで、お金も人生も豊になります。
あなたも今日から『これは投資?浪費?』と問いかけながら、支出を見直してみてください。
きっと、今までとは違った景色が見えてくるはずです。




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