私は約20年間勤務した工場を辞め、現在はセミリタイヤ生活を送っています。
会社員時代にコツコツ積み上げたインデックス投資。さらに米国株ETFの配当・副業と30代後半には資産8000万円を作りあげました。
さらに、徹底した家計管理の経験と基盤作りから、今では家族3人で月に15万円以下の生活費でストレスなく暮らしています。
そこで、この記事では『実際に月15万円以下で生活する方法』『どこにお金を使っているのか』『幸福度を下げない工夫』などを具体的にご紹介します。
- 家賃を除いたリアルな生活費の内訳
- 節約のための具体的な工夫
- ストレスを感じないで暮らすコツ

ここでは生活するために費用の見える化として、家賃は抜いてあります
人により、価値観・お金の使い方に違いがありますが、この記事を読むことで、無理なくできる節約のヒントが知ることができるでしょう。ぜひ最後までご覧ください。


家賃を除いたリアルな生活費(夫婦2人・2歳児1人・長野在住)


ここでは、家族3人の生活費の内訳をみていきましょう。
項目 | 月額(円) |
---|---|
食費 | 27,000円 |
外食 | 10,000円 |
光熱費(電気・ガス・水道) | 21,000円 |
通信費(スマホ・Wi-Fi) | 8,000円 |
日用品・雑貨・衣服 | 10,000円 |
車両維持費(保険・税金・ガソリンなど) | 30,000円 |
趣味・娯楽 | 17,000円 |
医療費 | 5,000円 |
交際費(友人・ママ友とのランチ) | 5,000円 |
サブスク | 5,000円 |
合計 | 133,000円 |
全国平均の『356,749円』のおよそ半分以下の生活費です。その理由は、徹底した固定費の見直しと、無理のない節約習慣を実践しているからです。
節約と言っても、苦しくストレスが貯まるお金の使い方ではありません。
大切なことは、生活の満足度を下げないで一度取り組めば、一生涯この効果が続くことです。
- 車は1台(軽自動車)
- 格安SIMの利用
- 自炊中心の食生活
- 賃貸による住居費の圧縮(固定資産税・修繕費の支払いをなくす)
- 公的保険を基本に、無駄な保険に入らない



固定費と呼ばれる支出を見直すことで、ストレスなく自然に節約につながります。
さらに『本当に必要なものだけにお金を使う』という価値観は夫婦で一致しているため、トラブルが少なく生活の満足度を下げないシンプルで豊かな暮らしを実現しています。
なぜ家賃を除くのか?3つの理由
生活費には家賃を含めるものと考えがちです。もちろん家賃を含めることで、具体的な支出を把握することができます。しかし、ここでは含めない理由を3つ説明していきます。
- 地域差が大きく、比較にならない
- 持ち家・ローン完済・社宅などで条件がバラバラ
- 『生活費だけ』での管理が、家計改善にラクになる



ひとまずは家賃を抜きにで考えることをおススメします
例えば東京で月10万円の家賃は普通に存在します。ですが私が住んでいる長野県でしたら、平均4万円~6万円ほどで借りられる場合が多く、生活スタイルの違いに反映しにくい。
また持ち家かつ住宅ローンを完済など、これら含めてしまうと比較対象として判断基準が曖昧になります。
家計の問題点をわかりやすくするためにも、家賃を除いた『固定費・変動費』の生活費だけを考える。
結果的に節約の工夫、改善するべき項目が見えやすくなります。まずは家賃を抜いた生活費を考えてみましょう。
この生活で得られた3つのメリット


- お金の不安が激減
- ストレスの少ない暮らし
- 生活の本質が見える
生活するための支出が明確のため、将来設計が立てやすく最低でもこれだけの金額を稼げばいいという目的地、資産の取り崩しのペースが見えることからお金の不安が激減しました。



さらに100歳までのライフプランシミュレーションを組むことで、より安心感が生まれます
節約と聞くと『ガマン』をする!という印象がありますが、節約の本質は『選択』です。買わないのではなく『買う価値があるかどうかを選ぶこと』
この考えがあると、節約は我慢ではなく、自分らしい暮らしを作る手段になります。そして、本当に必要なものに気づき、モノや情報に振り回されない生活に繋がることになります


お金の不安が激減
独身時代はただなんとなくお金を使い、なんとなく貯める。貯金が貯まってきたとしても、何にいくら使っているわからない状態が一番怖いのです。
しかし、結婚後は妻が記入していた家計簿を基に、生活費の見える化・改善をすることで、生活できる金額を把握。
その結果、生活費と社会保険料・税金を支払うためには月に20万円稼ぐことができれば、生活できると判断できました。



知ることで、不安の解消・対策ができることがほとんどです。
お金に不安がある時こそ、基本である家計管理の見える化と改善が大切になるのです。
ストレスの少ない暮らし


家計管理を通して、得られたものは固定費の削減だけではなく、自分が満足できるお金の使い方を知ることができたことです。
普段は気にしていないつもりでも、自分の生活スタイルは他人と比較してしまいます。
- SNSで友人が旅行に行っている様子を見る
- 身近な人が新しい車を買い替える
- 服装やアクセサリーを気にする



以前の私も、他人からよく見られたいと思ってお金を使っていました。
他人と比較することは、お金の消費だけではなく精神的にストレスをもたらします。
気がつけば、ただ欲に任せたお金の使い方が、家族との思い出・大好きなスノーボード・食事と本当に満足できるお金の使い方に移行。
結果的に周りに流されない、ストレスの少ない生活を手に入れることができました。


生活の本質が見える
生活の仕方、お金の使い方など、人それぞれのやり方があるため正解はありません。当然、正解がないことは本当の生活の本質がわかりにくいのが現実です。



生まれ育った環境や習慣などで、判断してしまう。
- 車は新車じゃなきゃダメ
- ほしくもないけど、買わないと気が済まない
本当は必要としていないのに買う。そしてまったく使用することもない。
気がつけば部屋は物であふれ、それでも買い続ける。
資産形成だけでなく、本来の自分を探すためにも家計管理はとても重要なのです。
実際に見直した固定費の削減


無駄な支出を抑える!と決めたのであれば、まず実践してほしいの項目がいくつかあります
- 通信費(スマホ・Wi-Fi)
- 民間の医療、生命保険
- 自動車保険
- 火災保険
- 使っていないサブスク(例・Amazon primeなど)



毎月決まった金額を支払うものを固定費といいます
これらの項目は食費や娯楽費を見直す前に、すぐに取り組んでください。なぜなら、一度見直すだけで節約の金額が大きく生活の満足度下げることがないからです。
私は年間で100万円ほど削減することができました。この取り組みの効果はこれから一生続くと思えば、とてつもない威力を発揮します。
食費や趣味など生活の満足度に関わることに注目する前に、ぜひ固定費の見直しから取り組んでみてください。
【実録】セミリタイヤ後の月15万円以下生活!40代主夫FPのリアルな暮らしのまとめ


私たち夫婦の生活費は、全国平均の約半分です。それでも『貧しい』と感じたことは1度もありません。むしろ、自分たちにとって本当に必要なモノ・コトだけを選び取ることで、日々の満足度は以前よりも高まりました。



何度もいいますが、節約とは『我慢』ではなく『選択』です!
スマホや保険、日用品など、減らしても困らない支出を見極める。また、食事・趣味・人とのつながりなど、『心を満たす支出』にはしっかりと使う。
こうしたバランスを意識することで、ストレスを貯めない節約、将来への不安を減らすことに繋がります。
- 支出を数値で把握する
- 節約効果が大きい固定費の見直しをする
- 必要な分だけを使う暮らしを意識する
月に15万円以下での生活は『特別な人』だけができるのではありません。大切なのは、『どんな暮らしが自分に合っているのか?』を見つけ、お金の使い方に自分の価値観を反映させることです。
この暮らし方が、あなたの家計にも、心にも、きっとゆとりをもたらしてくれるはずです。
※当記事は生活スタイル・地域・環境により変化します。あくまでも参考程度にお考えください。






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